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「水」は人間のみならず,自然界の生き物全てにとって不可欠なものです.近い将来起こると考えられている人口爆発や地球温暖化は良質な水資源の不足を引き起こすと予測されています.一方,地球温暖化は降雨の変化を激しくし,熱帯性低気圧を強大化するといわれており,洪水被害の増大も懸念されています.人類が未体験の状況が間近に迫りつつある中,これらに対応することを人類の叡智により考えなければなりません.さらに,2011年3月11日に起こった東日本大震災とそれに伴う福島第一原子力発電所の事故は,私たちの生活やものの考え方を大きく変貌させました.
 我々,「環境流体力学研究室」では,これまで水環境を保全・再生するための技術開発や,沿岸域・河川・湖沼などの自然水域における水環境悪化のメカニズムの解明,などの研究を行ってきました.また,洪水などの災害調査を通じて,被害地域の住民が安心して暮らせるためのシステム作りを考えてきました.これらの経験は,今後予想される「亜熱帯化する日本」において最も必要になると考えられる,「自然環境の保全と防災機能の強化を両立させる技術体系の確立」を可能にするものと考えています.今世紀最大の課題である「水」問題と持続可能な社会への進化について,我々と一緒に考えてみませんか?