研究概要

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-廃棄物を有効化する技術

建設発生土や廃棄物を活用した様々なリサイクル材料が開発されています。これらの材料を有効利用する場合には,有効利用するための力学特性の評価だけでなく有害物質の溶出特性の把握も必要となります。また,このようなリサイクル材を利用して土構造物を建設する場合の環境負荷の低減効果を評価するには,材料製造に伴う環境負荷や廃棄物削減に伴うメリットなどを考察する必要があります。当研究室では,様々な材料のリサイクル技術および環境評価を行っています。

最近の研究テーマ

電気浸透法と磁気分離を活用した重金属汚染土の浄化に関する研究
廃棄物系炭化物の吸水性を活用した粘性土の力学特性の改善効果
鉄鋼スラグや石炭灰などの産業副産物の地盤工学的有効利用
地域資源を活かした高機能な植栽基盤の開発(平成16年度~)

■ 電気浸透法と磁気分離を活用した重金属汚染土の浄化に関する研究

ライフサイクルアセスメント(LCA)とは,製品が環境に与える影響を定量的に分析し,かつ客観的に評価する手法のことです。LCAでは,資源採取から製造→流通→使用→リサイクル/廃棄までの製品の「ゆりかごから墓場まで」のライフサイクル全体を対象としています。地球温暖化など地球全体の環境問題が顕在化し始め,環境負荷の低減,効率性の改善が重要な課題となっています。このような課題に対して,LCAは環境負荷項目を評価し,環境への影響をより合理的に分析・評価する有効な手段といえます。
建設発生土や廃棄物を活用した様々なリサイクル材料が開発され,土構造物の建設に利用されています。こうした場合の環境負荷低減効果を評価するには,材料製造に伴う環境負荷や,廃棄物削減に伴うメリットなどを含めて評価する必要があります。
リサイクル材を活用した地盤材料についての二酸化炭素排出量の算出例を図に示します。ここでは,二酸化炭素排出量の比較的大きなものを取り上げています。すなわち,盛土材に産業副産物である製鋼スラグを用いた場合,表層改良に現地発生土をセメント安定処理土として用いた場合,および気泡軽量混合土に高炉セメントと石炭灰を用いた場合の算定結果です。これらの値とリサイクルを行わずに新材を用いて発生土を処分した場合の環境負荷を比較することにより,リサイクル材の利用に伴う環境負荷の低減効果を比較することができます。

■ 廃棄物系炭化物の吸水性を活用した粘性土の力学特性の改善効果

【資料準備中】

■ 鉄鋼スラグや石炭灰などの産業副産物の地盤工学的有効利用

【資料準備中】

■ 地域資源を活かした高機能な植栽基盤の開発(平成16年度~)

【資料準備中】

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