研究室について

研究室について

研究理念

私どもの地盤工学研究室は,地盤工学を専門とする研究室として昭和28年(1953年)に発足しました。
爾来50年を越える歴史を有し,既に400人を超える卒業生を輩出している研究室です。
発足時から昭和60年(1985年)までは,山内豊聡先生(九州大学名誉教授)が指導教官として研究室の運営に責任をもたれ,その後,昭和60年から平成19年度(2007年)までは落合英俊先生(九州大学名誉教授)が研究室の長として運営に当たられました。その間,特に,「地盤の補強」に関する継続的で組織的な学術的取り組みは,わが国のみならず世界から高く評価されるものとなりました。そして,今年度(平成20年度, 2008年)からわれわれがその任を引き継いでいます。
この伝統ある研究室をより一層活力あるものにしていくことがわれわれひとりひとりに課されている責務であると考えています。
平成19年春,伊都キャンパスに移転し,新たなスタートを切りました。この移転をひとつのチャンスと捉え,実験系の研究室として,実験設備・施設のさらなる充実を図りながら,国内外から多くの研究者や技術者が集う研究環境の形成をめざしていきたいと考えています。
このことを実践するうえで,われわれが,大切にしたいと考える研究の理念(考え方)を以下に記しました。新たなスタートを切る上での,われわれの心意気です。


  • 1. 地盤工学研究室は、今までに培われた伝統に学びその方向性を大切にはぐぐみつつ,われわれ自ら志向したテーマに勇気をもって挑戦する。
  • 2. 地盤工学研究室は、創造的かつ独創的な基礎研究を礎にして、学生の自律性と自由な発想を尊重しながら,世界に向けて学術的情報発信のできる環境を継続的に創造する。
  • 3. 地盤工学研究室は、積極的に実践的研究に取り組み,その研究成果を通して社会貢献を実践する。
  • 4. 地盤工学研究室は、伝統を基盤として,新しい展開を志向しながら積極的な国際交流を展開する。
  • 5. 地盤工学研究室は、相互のコミュニケーションを基礎として,互いに協力しながら,ものごとに主体的かつ迅速に取り組む姿勢を大切にする。

地盤工学研究室 安福規之 2008年 4月

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