研究室について

研究室について

研究室の概要

理論と実験、基礎と応用のバランスを考慮した幅広い研究対象

当研究室では,地盤に関わる工学的諸問題について,理論と実験,基礎と応用の両面からの研究を行っています。具体的には,「地盤とそれを構成する土の力学」,「地盤を改良・補強する技術」,「地盤災害を予測し,防止・軽減するための技術」,「杭や矢板など基礎工の高度化技術」,「廃棄物を地盤材料として再資源化する技術」などをキー・センテンスとする広範な研究活動を行っています。


歴史ある伝統

昭和28年(1953)に山内豊聡先生の就任とともに発足した研究室の母体は,爾来50年以上の歴史を経て,現在,落合英俊教授のもとに研究スタッフ6名,学生20名以上を有する組織として活発な研究・教育活動を展開しています。これまでに,40名以上の学位取得者,400名以上の卒業生を輩出しており,その多くが産官学の各界で大いに活躍されています。


個性と国際性

九州には,有明粘土やしらすなど地域性のある特殊地盤が多く存在しています。当研究室は,伝統的にこれらの地盤に対する研究を積極的に進めてきたとともに数多くの研究実績を残してきました。これまでの研究成果を踏まえ,現在では,環境問題や経済性を配慮しつつ,より効果的な対策法の提案に向けた研究を行っています。
また,1988年以来,数回にわたって国際シンポジウム「International Symposium on Earth Reinforcement」を主催するなど,とりわけ「地盤の補強技術」の分野においては,世界をリードする主導的役割を果たしてきました。また,国境を越えた共同研究の提案や留学生を受け入れなどに関しても積極的に取り組んでおり,国際的な活動を活発に展開しています。


未来

九州大学の移転に伴って,当研究室は,2006年に福岡市西区の元岡キャンパスへの移転が予定されています。これを機に,実験設備・施設の充実を図るとともに,実験系の研究室として,更なる発展を目指しています。


所在地 福岡県福岡市西区元岡744ウエスト2号館11階
設  立 昭和28年(1953)4月:山内研究室発足
昭和60年(1984)4月:落合研究室発足
平成20年(2008)4月:安福・大嶺研究室発足
スタッフ 教授  安福規之
准教授  石藏良平
技術協力スタッフ  中島通夫
テクニカルスタッフ  伊東亜紀
学  生 社会人ドクター  1名
博士課程学生  6名
修士課程学生  9名
研究生  1名
学部生  6名
主な研究テーマ 地盤とそれを構成する土の力学
地盤を改良・補強する技術
基礎工を高度化する技術
地盤災害から守る技術
地盤を調査する技術
地盤環境を保全する技術
廃棄物を有効利用する技術
地盤工学のニューフロンティア

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